鉋仕込み実演です、鑿を差すこの姿勢を良く見て下さい、右手で差すように見えますが腰も使って前に倒れるようにして差すのです、座って差す場合はこのやり方の方が手が疲れません。
手前の銀色の筒は油壺です、鉋の表に塗って台に差すと鉋台と刃が当たった所が色が変わりますので、この部分を鑿で取っていくのです。この鉋仕込の実演画像を見ていると、硬い樫の木を一日中彫っても疲れないようにする工夫が見えてきます。手に持っている鑿や、手前に並んでいる鑿の柄は口金に対してかなり太い事が伺えます、これは握る面積を大きくして、鑿を持つ力を少なくする工夫です。
ここに並んでいる鑿は叩くために手前の物と比べても柄が高官されていない事が分かりますね
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