常三郎、和合鉋

播州三木鉋鍛冶、常三郎作の東郷鋼の犬首鋼を使った鉋で和合（わごう）です。この鉋に使われる東郷鋼の犬首鋼は、昭和初期にイギリスのアンドリュー社において工具刃物用鋼として製造された鋼を使い、常三郎の技術を駆使して作り上げられた逸品です。

和合にも使われるこの鋼特に粘りがあり、一般勾配の台打ちで硬木の削りに優れた鉋で切れ味を満喫でき、こだわりの職人さんに十分満足して頂けるものです。白樫　包堀台　桐箱入　東郷犬首鋼

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和合の鋼

犬首鋼は旋盤のバイトに使用される鋼で、打ち刃物に使用される事はありませんでした。戦後三木の高級刃物鍛冶として名高い坂田春雄氏が鍛錬し造り上げた犬首鋼の鉋は独特のクセがあり、短く太い鋼を鍛造する為に鋼の部分が短く奇妙な形をした高級鉋として異名を取りました。

独特な短い鋼の鉋刃が特徴で、坂田氏もこのような短い鋼だった。内橋氏の作る東郷鋼の鉋、千里香も同じく短い作りになっています、短いからと言っても使い切るにはかなりの年月がかかります。

画像は常三郎の工場内で火造りが終わった状態の犬首鋼の鉋、これからグラインダーなどを使い成形などの段階に移っていく。

使用の時合わせてお使い下さい

店主作の鉋仕込ＤＶＤなど１万円以上ご購入時に選択