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鉋の先端を当てる


当たっているのは黄緑の点、青い線は砥石面、鉋の裏は赤い線のように反っているのが正常

青い線のように砥石面が凹んでいると、鉋裏の赤い線は先端で微妙に反りあがる事になる。

上のB画像のように凹んだ砥石面で研ぐと、次からはいくら砥石面が平面でも、刃の先端は微妙に反っており、砥石面に着かず、先端を研ぎ上げる事はできなくなる。

鉋裏の反りがなくなったべた裏の鉋刃は、大抵赤い線のように先端は反り上がっている。例え先から0.1ミリでも反り上がっていたら、0.1ミリ浮いていても先端を研ぎ上げる事はできない。
削るのは先端の先端。
無理に研ぎ上げると、次から更に先端の反りあがり(浮き)がひどくなる。
相手は石と鉄、無理に押さえても決して付きはしない。
あるようでない、ないようである先端の先端、ここを研ぎ上げなければ、削り華(鉋屑)ミクロン一桁は望めない。

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