このコーナーでは玄能の柄の仕込を書いてみようと思います。玄能は釘を打つ時や、鑿を叩く時、部材を組み立てる時など大工道具の中では使う頻度は多く、その作業によって何種類かを使い分けるのが一般的です。
柄の長さや、角度、握りの形など使う方の好みで仕込加減を変え、自分の好みに仕込む事によって手に馴染む大工道具になっていきます
基本的には真っ直ぐ柄を入れますが、少し手前を落としたり人によっては大きく手前を落としたりもします。
ここでは手前をやや落とした仕込み方を説明しますので参考にして下さい。
クサビを使わ無い仕込ですが緩む事はありません、もし緩く仕込んでしまったら玄能コーナーのクサビを打ち込んで下さい。
柄のサイズは全体を好みに削りますので、一サイズ大きい片繰り柄の直を使用します。
柄の仕込に使う大工道具は小鉋とヤスリやサンドペーパーなど、あると重宝するのが木工万力です。
両手で作業するには、柄や玄能を固定する方が上手く行き疲れません。各部分の削る順番がありますので守って下さい。
上のラインを基準に、下の矢印部分を削りヒツ(穴)に入る大きさが決まり、横から見たシルエットもだいたい決まってきます。ここでヒツの高さでの硬さも決まりますので、鉋で良く観察しながら直角に注意し削って下さい。
先の先端断面は四角で、それが柄尻に行くに従い楕円のような形に削り出して形を完成させます、良く観察し少しずつ削って下さい。
ここであなたの好みの握り具合になり、手放せない大工道具になって行きますので、楽しみながら削りましょう。
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店主は建具職人歴12年修行し独立して 無垢の家具製作と大工道具の販売の 二足のワラジを履いて25年以上になります。 長崎県佐世保市に実店舗を構え、ご来店の際には商品を手に取ってお買い求めできるようにしております。
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