著者 岩崎航介 「刃物の見方」に使われた原画もあります。名倉砥石を掘り出していた頃の写真などを掲載
また、書籍などに掲載されていないレアな写真なども掲載
山腹に名倉層が出てきている所が、いたるところあったそうですが、そのような所は風化が進んでおり使い物にはならなかったそうです。坑道入り口は山腹にいくつもあり中は蜂の巣状だったとか。
昔は刀剣用にコマ(細)名倉を主に産出していたため、他の層の名倉は外には出さず坑道の支えになっていたとか。そのため他の層の名倉は、コマ(細)が少なくなってから外に出されるようになり比較的長く産出されていました、画像でもその様子が伺えます
この本の中に名倉砥石の調査報告が記載されている、この文面のコピーを削ろう会の松田豊先生にいただき、名倉の資料として持っております。
背負子を使っての名倉砥石の運び出し、名倉砥石の運搬は背負子を使っていたそうだ。写真からもわかるように相当量の名倉を背負っての運び出しになる。そのため、ある程度の加工を坑道そばの作業場で行っていた。
海抜650メートルの所に坑道入り口があったそうで、けっこうな距離を歩いたことが伺える、雨上がりや、寒い季節は危険な運び出しになります。
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